「ウィッチャー3 ワイルドハント」のリリースから早くも10年。記念トレイラーの公開と，開発者ストリーミングイベントを実施

　CD Projekt REDは，名作アクションRPG「ウィッチャー3 ワイルドハント」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One）が，2015年5月19日のPC版のリリースから10周年を迎えたことを記念するトレイラーを公開するとともに，公式Twitchチャンネル「REDstreams」（リンク）で1時間におよぶ開発者ストリーミングイベントを実施した。


　ポーランドのファンタジー作家アンドレイ・サプコフスキ（Andrzej Sapkowski）氏の原作小説を描いた「ウィッチャー」シリーズ。その第3弾としてリリースされた「ウィッチャー3 ワイルドハント」は，スラブ民話をベースにしたという独特の世界が美しく描かれた，三人称視点のオープンワールド型アクションRPGだ。戦士として特殊訓練を受けたウィッチャーと呼ばれるモンスターハンターであるゲラルトの物語が展開する。
　発売から2週間で400万本，現在までに5000万本の販売本数に達しているとされ，数々のゲーム賞を受賞するなど評価も高く，CD Projekt REDの知名度を一気に押し上げた作品である。
　現在は，ゲラルトの養女シリを主人公にした，ストーリーとしては新機軸になる「The Witcher IV」の開発も進められている。


　公式Twitchチャンネルで行われた開発者ストリーミングイベントには，英語版脚色担当ディレクターとして開発当初からプロジェクトに関わってきたボリス・プガッツ＝ムラシュキエヴィチ（Borys Pugacz-Muraszkiewicz）氏と，ゲラルトの声優であるダグ・コックル（Doug Cockle）氏が，インタビュー形式で作品を振り返っている。


　また，「The Witcher in Concert」という「ウィッチャー3」のサウンドトラックを奏でるオーケストラによる演奏会がアナウンスされた。2025年5月12日のワルシャワ（ポーランド）に始まり，5月31日のボストン（アメリカ合衆国），6月15日のポズナン（ポーランド），そして8月20日にgamescom 2025の開催にあわせてケルン（ドイツ）など，ヨーロッパツアーが開催される。専用公式サイト（リンク）では，前売りチケットの販売も始まっている。


　さらに，幼いシリを育てるゲラルトの物語を描いたコミック「The Little Witcher」がRandom House Worldsから発売されたのに加え，ビジュアルデザインに関わるプシェミスワフ・トルシンスキ（Przemysław Trusciński）氏や，「ウィッチャー3」のオープニングシーンを担当したグジェゴシュ・プジビシュ（Grzegorz Przybyś）氏ら，CD Projekt RED古参のアーティスト10人がそれぞれ描き下ろした最新ポスター集が近日中にも販売予定であることがアナウンスされた。「ウィッチャー」シリーズに関するイベントが目白押しだ。

「The Witcher 3: Wild Hunt」公式サイト