
プレイレポート
[プレイレポ]「Club M Star」のクローズドβテストを体験。ダンスバトルだけでなく,ハウジングや釣りなどのライフシム要素も楽しめる
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本作は,韓国のゲームポータルサイト「VFUN」が提供するタイトルで,楽曲に合わせてリズムよくキーを押すオンラインリズムゲームだ。
多彩なゲームモードが用意されていて,ほかのプレイヤーとダンスバトルや協力プレイが楽しめる。そのほかにもプレイヤーとなるアバターを操作して,ほかのプレイヤーとの恋愛や,ハウジングや釣りといったライフシム的な楽しみかたもできるという。
今回,4Gamerではクローズドβテストに参加して本作をプレイする機会を得たので,そのプレイレポートをお届けしよう。
キレッキレのダンスを披露するキャラクターを作り上げよう
ゲーム開始前に,プレイヤーの分身となるキャラクターを作成する。男女の性別をベースに,ヘアスタイルや髪の色,瞳,肌のカラーリングのほか,顔を中心に自由にキャラメイクできる。
こうした3Dゲームでは,せっかくキャラクターを作っても,背後からの姿を見て過ごす時間が大半となることが多い。
しかし,本作はリズムゲーム時にキャラクターを正面から見ることになるので,納得のいくまで作り込むことをオススメしたい。
ただ,フェイス部分のメイク項目がかなり多いのに比べ,身長や体型といったプロポーションの変更ができないのが惜しいところだ。
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カンタン操作でダンシング! ほかのプレイヤーと協力&バトルしてレベルアップ!!
それでは,本作のメインコンテンツでもあるリズムゲームについて紹介しよう。
本作のリズムゲームは,キャラクターの周辺に矢印のノートやリングなどが表示されたときに,対応するキーを押すというオーソドックスなものだ。
使用するキーは←↑↓→のテンキーとスペースバー,そしてギミックなどに使うCtrlキーと多くはない。
ただ,テンキーでの↑↓同時押しや↑→同時押しは慣れないとミスしやすく,「直接画面をタッチさせてくれ!」と思った場面も少なくなかった。
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本作には「バブルバトル」「ダンスバトル」「ムーブバトル」の3つのゲームモードがあり,さらにそれぞれには多数の異なるルールのバトルがある。
これにより,単に譜面どおりにノートを押しても,確実にバトルに勝てるわけではないのが,本作の面白いところだ。
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バブルバトルでは,ノートを正しく拾うと,青や黄色のバブルがキャラクターの足元に転がる。楽曲の最中には,左右からバーが移動してくることがあり,これを画面の中央で止まるようにスペースバーを押すと,スコアがアップする。
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バブルバトルのバリエーションとしては,得たアイテムでほかのプレイヤーを攻撃する「アイテムモード」,カップルと一緒に楽しめる「カップルモード」,NPCが提示するトレーニングをクリアしながらバトルする「スーパースターモード」など7つのモードが存在する。
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ダンスバトルは,ノート入力の正確さだけで勝負する,リズムゲームでもっともポピュラーなルールだ。
バリエーションとしては,プレイ中に得られる星を使った「スターモード」「ジャックポットモード」「星座モード」,プレイ中の正確さによって難度が上がっていく「ネオクラシックモード」,スコアのランクごとに報酬が得られる「パーフェクトクラシックモード」など8つのモードがある。
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最後に紹介するムーブバトルは,画面の下から流れてくるノートを画面上の判定線と一致するタイミングでキーを押すタイプのモードだ。入力を間違えなければコンボが発生し,ハイスコア獲得のチャンスとなる。
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リズムゲームをプレイするには,サーバーを選んでルームに入場するか,自分でルーム部屋を作る必要がある。自分の部屋なら好きなモードを選べるし,ほかのプレイヤーが作った部屋ならルームマスターが決めたモードでプレイすることになる。部屋ではモードや楽曲の選択のほか,難度の設定もできる。
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本作のリズムゲームは,ほかのプレイヤーとの対戦がメインとなっているのだが,負けたところで失うものはないので,気楽にチャレンジできる。また,経験値やMポイント(ゲーム内マネー)は入手できないものの,ソロプレイでいくらでも練習は可能だ。シッカリとプレイを重ねてゲームの腕を上げよう。
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最初から自宅&別荘完備でハウジングが捗る! 釣りや結婚,植物の栽培とライフシム要素も豊富
本作はダンスがメインのゲームではあるのだが,ライフシム的な要素もある。その代表的なものが「ホーム(家)」だ。
これは自分の部屋,または家をコーディネイトするいわゆるハウジング要素なのだが,なんと本作は,いきなり「ホーム(本宅)」と「別荘」の二軒を持っている状態でスタートする。しかもホームには基本的な家具は備え付けられているので,ゲームを開始してすぐにハウジングが楽しめる。
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ホームでは,植木鉢に植物の種を植えて育てられる。時間経過で育っていき,育ち切った植物は,ほかのプレイヤーにプレゼントしたり,売ってMポイントを稼いだりできる。畑こそ作れないが,植木鉢をたくさん購入して大きく稼ぐことも夢ではない。
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最初にもらったホームをコーディネイトするだけでなく,新たな家も購入可能だ。家のバリエーションも多く,平屋のようなものから露天風呂付きの民家,プールが庭にある豪邸,挙句の果てにはお城まである。もちろん,敷地内のスペースは豪華な家ほど広くなるので,間延びしないよう家具を配置するのはプレイヤーの腕の見せどころだ。
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また,ペットを連れて歩くこともできる。ペットはクエスト報酬やショップで購入できる各種「分譲券」を使うことで手に入る。ペットにはそれぞれ固有の能力があり,ダンスバトルのときに役立つバフ能力を持っている。
エサなどを与えることでペットを強化することもでき,レベルを上限まで上げるか2体のペットを合成することで進化させることも可能だ。
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ダンスバトルに疲れたのなら,海で釣りを楽しんでリフレッシュするのもいい。ショップで釣竿とエサを購入しておけば,あとは釣り糸を垂らすだけで難しいことは何もいらない。意外に魚は釣れないが,釣りというのは現実でもそういうものなので,ある意味でリアルなのかもしれない。
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そのほかにも,ほかのプレイヤーと仲良くなって恋人同士になる「カップルシステム」も存在する。恋人(カップル)になってカップル経験値を溜め,カップルレベルがあがることで特別なアクションやエフェクトが使用できるようになる。恋人同士がゴールインする結婚式も挙げられる。
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リズムゲームもハウジングもコミュニケーションの一手段。交流を重ねて楽しいダンスライフを満喫しよう
CBTに参加する前は“ダンスバトルでランクを上げて頂点を目指すゲームなんだろう”と思っていたが,実際に参加してみるとそこまで殺気立ったゲームではなかった。
確かにダンスバトルをしないと経験値やMポイントは手に入らないのだが,ダンスバトルをしなくともこの世界には居場所がある。ダンス“バトル”とはいっても,戦いではなくコミュニケーション手段の一つという印象だ。
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もちろん,リズムゲームの腕前を上げて高難度を余裕でクリアできるようになれば,本作をより楽しめるだろう。
しかし,それは本作の一面でしかすぎない。膨大な衣装を活用してファッションを楽しんだり,ホームを自由にコーディネイトするハウジングをしたりとライフシム的な要素が,しっかりと存在するため,それらを通じて多くのプレイヤーとコミュニケーションを楽しめる。これこそが本作の神髄ではないかと思っている。
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ダンスバトルについても,ダンスを通じてコミュニケーションを楽しむという側面が強い,というのが筆者の感想だ。
実際にほかのプレイヤーが作ったルームで何度もダンスバトルをしてみたが,ロビーは和気あいあいとしており,殺伐とした空気感はまったくなかった。CBT特有の手探りでプレイしているからこその緩さかもしれないが,勝っても負けても楽しもうという感じだったように思う。
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本作がリズムゲームであることは間違いない。しかし,極端なことをいえばリズムゲームを遊ばなくとも楽しめるSNS的なオンラインゲームでもある。
オンラインゲームはガツガツとプレイしないと先に進めない,コンテンツが開放されないなんてことがよくあるが,本作はCBTで遊べた範囲においては,リズムゲームの腕の良し悪しによるコンテンツ制限はなかった。リズムゲームが苦手な人でも十分に楽しめるタイトルだ。
サービス開始時期などこの先のロードマップはまだ未定だが,サービスインしたならぜひ気軽にClub M Starへ立ち寄って,自由な風を感じてもらいたい。
「Club M Star」公式サイト
- 関連タイトル:
Club M Star
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(C) VALOFE Co., Ltd. & GOP Co., Ltd. (C) Netmarble Neo Corp.