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6周年を迎えた「Sky 星を紡ぐ子どもたち」が実現した「映画祭」。ゲーム内で映画を上映する試みについて,ジェノヴァ・チェン氏が経緯を語った
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「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」先行上映イベントを開催。初の映画化「Sky」の魅力を梶 裕貴さん,コトリンゴさん,そして制作陣が語った

thatgamecompanyの「Sky 星を紡ぐ子どもたち」の映画作品「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」の公開に先がけ,先行上映会が行われた。セリフのない映画にナレーションとして参加した梶 裕貴さん,エンドソングを歌唱するコトリンゴさん,そして制作陣のトークイベントをレポートする。
同社のCEOであり,クリエイティブ・ディレクターを務めるジェノヴァ・チェン氏が,6周年を迎えた「Sky」のこれまでの歩みと映画化の展望を語った。
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「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」特設ページ
2019年にモバイルゲームとしてリリースされ,現在は家庭用ゲーム機やPCでも展開している「Sky」。言語や居住地域,年齢や性別などの壁を越え,プレイヤーはオンラインで一緒に遊ぶことができ,感情の体験を重視したアーティスティックな世界観の中を自由に飛び回れる作品だ。
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映画「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」は,ゲームのリリース6周年を記念して制作された。舞台は「Sky」の昔の世界で,栄華を誇った王国がなぜ滅び,希望の明かりがいかにして星の子どもたちへと継がれることになったのか,ゲームでは語られていなかった「始まりの物語」が描かれている。
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7月から実施中のシーズンイベント「ふたつの灯火の季節」では,映画を複数のチャプターに分けて先行上映を行っている。映画と連動してゲームプレイを楽しめる仕組みだ。映画は最終チャプターの配信に先がけ,8月8日より全国の劇場で公開される。
劇場版は全チャプターをつないだ本編だけでなく,梶 裕貴さんによるナレーションとコトリンゴさんによるエンドソング,さらに特典のメイキング映像を追加した約69分の特別版として上映される。
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ジェノヴァ・チェン氏はメディアに対し,ゲームは子どもの娯楽にとどまらない,アートのように幅広い人の感情を揺さぶることができるメディアとなることを目指してきたと語った。
これまでリリースした作品を経て,「Sky」ではプレイヤー同士が絆や友情をゲームを通じて,はぐくむ体験を実現している。コロナ禍では本作におけるメタバースの定義を広げ,現実世界で大切な人と出会えない時間を過ごすプレイヤーが「孤独ではない」と感じられる場所を提供してきた。
2023年には1万人のプレイヤーが同時参加するゲーム内コンサートイベントを成功させて,ギネスの世界記録に認定。参加したプレイヤーはただ音楽を聴くだけではなく,開発陣が提供した遊び場で自由に交流を図り,現実のコンサートに行ったことがない人にも好評を博した。
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昨年は5周年記念イベントを東京と中国の2都市で開催。リアル会場とゲーム内で同時開催し,リアルイベントは20万人,ゲーム内では80万人以上のプレイヤーが参加した。チェン氏も500人のプレイヤーと同時に交流し,リアル会場をゲーム内に再現したり,その様子をスクリーンに映したりして,数十万人規模のプレイヤーがイベントを同時に体験するという,仮想空間と現実世界が融合する祝祭を実現している。
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今年の6周年イベントは,ゲーム内外の体験を昨年とは違う形で提供するために企画された「映画祭」だ。ゲームの世界に1万人以上のプレイヤーが集まれる映画館を作り,ライブストリーミングの映像を同時に鑑賞するという試みである。
「世界最大の映画館をゲームの中に作る」,このプロジェクトの実現には4年の歳月を費やした。さらに日本限定の劇場公開版では,「Sky」のスペシャルサポーターである梶さんをセリフのない本作のナレーターとして迎えている。
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チェン氏も大好きだというディズニーランドやユニバーサルスタジオでは,映画の世界が現実世界にやってくるまでに数年を要する。一方,「Sky」では映画の体験とゲームの体験のシームレス化を実現した。8人しか同時に表示できなかったNPCをもっと多く表示できるように,開発チームが奮闘した結果だ。
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イベントはそれだけで終わらず,映画を上映するフェスには欠かせないアワードも企画。プレイヤーによるゲームに関するクリエイティビティ,いわゆるファンアートを表彰する「Sky CREATOR AWARDS」を8月中旬に開催する。チェン氏は「Skyの中のオスカー」とたとえた。
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さまざまなイベントの施策は,チェン氏のクレイジーなアイデアから始まっているが,すべて実現してプレイヤーを迎える準備が整ったことは「開発・運営チーム全員の努力のたまもの」と称えていた。
なお,当日は映画の先行上映会も開催された。ナレーションの梶 裕貴さん,エンドソングを歌うコトリンゴさん,そしてクリエイティブチームによるトークショーの模様は「こちら」に掲載している。
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劇場公開を記念し,東京・池袋のサンシャイン60展望台「てんぼうパークCAFE」とのコラボレーションが実施される。映画のシーンをイメージしたオリジナルドリンク2種の提供をはじめ,空を飛ぶ星の子どもたちと記念撮影ができるフォトスポット,映画のポスターやビジュアルをあしらったパネルを設置している。
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バンダイのカプセルトイ「カプセルラバーマスコット2 Skyの生きものたち」も発売中。昨年発売されたカプセルトイの第2弾では,プレイヤーからリクエストがあった生きものの描き下ろしイラスト9種類をラインナップ。素材のラバーは,世界観に合わせてクリアブルーになっているのがポイントだ。
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- ライター:稲元徹也

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