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画質にこだわる有機ELディスプレイならBenQの「EX271UZ」が一押し。豊富な画質調整機能でゲームに合わせて映像を最適化【PR】
BenQのゲーマー向けディスプレイブランド「MOBIUZ」から登場した「EX271UZ」は,最新世代の量子ドット有機ELパネルに加えて,さまざまな映像補正技術により,ワンランク上の画質を実現するハイエンド市場向けの製品だ。
本稿では,EX271UZの概要と見どころを紹介しよう。
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画質にこだわる「MOBIUZ」ブランドの最新フラグシップモデル
MOBIUZは,2020年に登場した製品ブランドだ。
同じBenQが手掛けるブランド「ZOWIE」は,リフレッシュレートと応答速度を重視した,勝ちにこだわるeスポーツプレイヤー向けのブランドであるのに対して,MOBIUZは,もっと幅広いゲーマーをターゲットにしており,とりわけ画質にこだわったブランドとして知られる。
ゲームはもちろんだが,動画なども高画質で楽しみたいという人に最適な製品がそろっている。
EX271UZは,そんなMOBIUZのフラグシップに位置する最新製品だ。
画面サイズは26.5インチで,解像度3840×2160ドット,垂直最大リフレッシュレート240Hzの量子ドット有機ELパネルを採用している。
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有機ELパネルを採用したディスプレイというと,以前は30インチサイズを超える製品が中心だったが,最近は27インチサイズ前後の製品が増えている傾向にある。
机にも設置しやすいだけではなく,RPGやFPSなどジャンルを選ばず,さまざまなゲームで使いやすいサイズ感だといえる。今後もさまざまな製品が登場し,人気を集めそうなカテゴリーだ。
まずは,EX271UZの外観からチェックしよう。
製品ボックスの中には,ディスプレイ本体に加えて,アームとベース(台座)部分に分かれたスタンド,リモコン,ケーブル類が含まれている。EX271UZは,本体内部に電源ユニットを備えているので,ACアダプタは付属せず,本体に電源ケーブルを挿すだけで利用可能だ。
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アームやベースは,ドライバーなどの工具を使わず取り付けられる。ベースは,小さく,厚みがないタイプで,周辺機器や小物を置きやすい。BenQによると,ベースの上にサウンドバーなどの機器を置く用途も想定しているという。
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スタンドを取り外して,本体をVESA100(100×100mm)対応のディスプレイアームに取り付けることも可能である。
ちなみにディスプレイ本体の公称本体重量は約5.14kg,スタンドを含むと約7.43kgで,1人でも問題なく持ち運べる重さだ。
ディスプレイのスタンドは,上下方向のチルトが−5〜+20度,左右方向のスイーベルがそれぞれ15度の範囲で角度を変えられる。また,画面の高さは,0〜100mmの範囲で調整可能だ。
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電源ボタンやOSD(オンスクリーンディスプレイ)メニューを操作するスティック上の「5ウェイコントローラ」,映像入力チャンネルを切り替える「入力キー」は,ディスプレイ本体の下側面中央にある。
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しかし,EX271UZにはリモコンが付属しているので,OSDメニューの操作は,リモコンを使ったほうが楽だろう。使い勝手の面で,他社にあまりない特徴と言える。
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また,下側面には,ダウンストリームのUSB 3.2 Gen 1 Type-C×1とUSB 3.2 Gen 1 Type-A×2,3極3.5mmヘッドフォン端子×1がある。USB Type-Cポートは最大7.5W,USB Type-Aポートは最大4.5Wの給電もできるので,ディスプレイ周りに置くUSB機器をつないでおくのに重宝しそうだ。
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背面には映像入力インタフェースとして,DisplayPort 1.4×1,DisplayPort Alt Mode(以下,DP Altモード)と最大90Wの給電に対応したUSB Type-C入力×1,HDMI 2.1入力×2を装備。
USBハブ機能のアップストリーム用として,USB 3.2 Gen 1 Type-C×1もある。
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HDMI 2.1入力のうち,1基は「eARC」(Enhanced Audio Return Channel)に対応するのがポイントだ。EX271UZは,内蔵スピーカーを搭載しないが,eARC対応のHDMIポートにサウンドバーなどのオーディオ機器を接続して,より高品質なサウンドを利用できるわけだ。
EX271UZを使用していて便利に感じたのは,各種接続インタフェースの向きだ。一般的なディスプレイでは,インタフェースを下向きに搭載しているものが多い。その場合,下からのぞき込むような体勢でケーブルを接続する必要があり,なかなかケーブルが差し込めないことがある。
EX271UZでは,正面から見えるようにインタフェースのコネクタを搭載しているので,かがむことなく,ケーブル類を簡単に抜き差しできるのはありがたい。
また,EX271UZに接続した複数の機器で,キーボードやマウスを共用できるPC切替器(KVM)機能も搭載する。デスクトップPCとノートPCといったように,2台以上のPCを使っている人にとくに便利な機能だ。
より黒が美しい最新世代の量子ドット有機ELパネルを採用
続いては,EX271UZの有機ELパネルをチェックしよう。
有機ELパネルは,個々の画素自体が光る自発光式であることが特徴の1つとして挙げられる。何も表示しない部分は,画素が光らないので,いわゆる引き締まった黒を表現できるのが見どころだ。
コントラスト比は,150万:1と,一般的なIPS液晶パネルの1000:1,VA液晶パネルの3000:1よりも,圧倒的に優れている。
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この特性に量子ドット技術を組み合わせることで,赤緑青という色の純度を高めて,鮮やかな色彩表現を可能としているのだ。EX271UZが表示できる色数は,約10億7000万色(※10bit入力時)。デジタルシネマ向けの色空間規格「DCI-P3」のカバー率が約99%という,非常に広い色域の色を表示可能だ。また,色差を表す「ΔE」の値は2未満と,優れた色再現性も有する。
パネルの輝度は,標準時で250cd/m2,HDR表示時で1000cd/m2で,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR True Black 400」認証も取得したHDR表示に対応するのもポイントだ。
また,有機ELパネルは,応答速度が極めて速いことでも知られる。液晶パネルを採用したゲーマー向けディスプレイでは,中間調応答速度が約1msというものが多い。それに対して有機ELディスプレイは約0.03msと,非常に高速で,瞬時の判断と操作が勝敗を分けるeスポーツゲームをプレイするにも適しているのだ。
ディスプレイ同期技術は,AMD独自の「FreeSync Premium Pro」に対応しており,画面が上下でずれてしまうテアリング(ティアリング)や,スタッター(カクつき)を抑えた映像を表示できる。
有機ELパネルに付き物の,焼き付き対策も抜かりない。
有機ELパネルの焼き付きは,長時間にわたって同じ画像を表示したときに,画素が劣化してしまうことが原因の1つだ。
EX271UZでは,放熱用グラフェンフィルムを採用することで,パネルが過度に発熱しないようにして,画素の劣化を防ぐ。
さらに一定時間で画素ごとの補正を行う「ピクセルリフレッシュ」や,特定の画像を長時間表示する状態を防ぐため,画面全体をわずかに動かす「ピクセルシフト」,PCを操作していないときに輝度を下げる「アイドルディマー」といった焼き付き防止技術を採用する。
これらの機能は,自動で適用されるので,ユーザー側で操作する必要がないのもポイントだ。
こうしたメンテナンス機能を実行していても,焼き付きが生じる場合には,3年間にわたって修理や交換を行う「焼き付き保証」も利用可能で,必要以上に焼き付きを恐れる必要はなくなりつつある。
豊富な画質調整機能を搭載
EX271UZにおいて,BenQがとくに力を入れているのが,画質調整機能だ。MOBIUZブランドのディスプレイは,もともと画質にこだわり,さまざまな機能を備えているが,EX271UZではさらにワンランク向上している。
まず紹介したいのが,「スペクトル色補正」だ。
この機能は,色の階調をなめらかに整えるもので,画面の明るいところから暗い場所にかけて,グラデーションのムラを軽減するという。
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「高ピクセルコントラスト調整」では,明暗や影のディテールを画素単位で調整することで,白飛びや黒つぶれを防ぐ。明暗差が大きい夜の街や,宇宙空間を舞台にしたゲームで効果的だろう。
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最近のMOBIUZ製品では,画質調整プリセットの「カラーモード」が大幅に変更されたのも見どころだ。
従来のカラーモードは,「RPG」や「FPS」「レーシングゲーム」といったゲームジャンルに合わせたプリセットが用意されていた。ただ,RPGといっても,中世ファンタジー世界と近未来の街並みでは,色彩がまったく異なり,同じプリセットで表現するのが適切ではない場合もある。
そこで新しいカラーモードでは,「Sci-Fi」や「ファンタジー」「リアリスティック」といった,作品のアートスタイルに合わせたプリセットに置き換えられている。
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MOBIUZブランドのディスプレイ向けに,無料で提供されているBenQ独自のソフトウェア「Color Shuttle」にも新たな機能「Smart Game Art」が加わった。
Color Shuttleは,輝度やコントラスト,彩度といった項目をゲームごとに調整して,その結果をプロファイルとしてPCに保存できるというものだ。
Smart Game Artは,BenQが数百ものゲームタイトルを調査,構築したデータベースを活用して,AIがプレイ中のゲームを認識。タイトルのアート表現に応じた映像の最適化を行うという。
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また,EX271UZを使っていて印象的だったのは,設定メニューにある「シナリオ」だ。EX271UZには,「ALPHA」「BRAVO」「CHARLIE」「DELTA」という4つのシナリオがあり,それぞれに画面の明るさや色温度,カラーモードなどを設定できる。
それぞれのシナリオは,映像入力ごとに紐付けられる。
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一般的なディスプレイでは,入力チャネルを切り替えると,前のチャネルの画質設定をそのまま引き継ぐケースがほとんどだ。たとえば,PCとゲーム機で異なる画質設定にしたいときに,いちいち設定をやり直さなければならない。EX271UZではシナリオを使うことで,PCとつなぐDisplayPort時はこのシナリオ,PlayStation 5をつなぐHDMI時はこのシナリオ,といった使い分けができる。地味ながら非常に便利な機能だ。
画質にこだわるゲーマーにおすすめしたい
まとめに入ろう。
従来からMOBIUZブランドは高画質を特徴としていたが,EX271UZの映像はとりわけ美しいと感じた。ゲームだけではなく,動画視聴にも適しており,動画配信サイトやBlu-rayで映画を見るのにもうってつけだ。
BenQが注力する画質調整機能も,自動的に適用されるものが多く,ユーザー側の操作を少なくしようとする設計方針をうかがわせる。
26.5インチという画面サイズも使いやすく,部屋や机における設置スペースが限られている人にもうれしい。
フラグシップモデルというだけあって,税込約20万円という高価な製品ではあるが,画質にこだわりたいというゲーマーにEX271UZをおすすめしたい。
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