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「インフィニティニキ」最新バージョン1.9で実装される「ハウジングシステム」を先行体験。自分だけの家で,栽培と造具を楽しむ新たな冒険
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ハウジングシステムの舞台となるのは,ハート型をした空島だ。プレイヤーは最初,開発チームが用意したスターターハウスから始めることになるが,これはあくまで出発点に過ぎない。家の改築はもちろん,景観そのものを自由に改造できるため,文字通り"自分だけの空間"を作り上げられる。
このホームには「エンベル」と呼ばれる小さな妖精のような生き物たちが住んでいて,プレイヤーのホームライフをサポートしてくれる。例えば,ホームジャーナルを作成してくれるエンベルもいるなど,単なる飾りではなく実用的な役割を持っているのが面白い。
ハウジングシステムの核となるのは,新たに追加される「ハウジングスキル」だ。今回のベータ版では,特に重要な2つのスキル「造具」と「栽培」を中心に体験できた。
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造具スキルを装備すると,右クリックで造具モードに入れる。造具できるアイテムは多彩で,畑や機能的な家具(ベッド,テーブル,椅子など),装飾品(カーテン,おもちゃなど),そして造具構造物(壁,窓,ドアなど)までと幅広い。
配置も直感的で,設置可能な場所では緑色,不可能な場所では赤色でハイライトされるため,初心者でも迷うことなく造具を楽しめる。よく使うアイテムはクイック造具ツールに登録でき,数字キーですぐに呼び出せるのも便利だ。
しかし最も革新的なのは「スキル融合」という機能である。これは,ハウジングスキルと基本スキルを組み合わせる新しい概念で,例えば造具スキルと浮遊スキルを融合させることで,空中に直接造具物を配置できるようになるのだ。
具体的には,Spaceキーを2回押して浮遊した後,Zキーを押すと空中に足場が出現する。この足場の上にさらに足場を重ねていくことで,理論的には天空城のような造具も可能になるという。ほかのゲームでは一度地上に土台を作ってから削除するといった面倒な手順が必要だが,「インフィニティニキ」ではそうした煩わしさを一切排除している点が素晴らしい。
栽培スキルは,畑に種を植えて花を育てる機能だ。畑の近くでスキルを使用すると,植えられる種の一覧が表示され,好きなものを選んで栽培可能だ。種によって適した畑のサイズが異なり,小さな畑には花などが植えられる。
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ここでも「スキル融合」が大きな役割を果たす。栽培スキルと浄化スキルを組み合わせることで,Rキーを押すだけで一列に並んだ複数の畑に一度に種を植える「一括栽培」が可能になる。一つずつ種を植える必要がないため,畑が複数あってもあっという間に植え付けが完了する。便利だ。
さらに,成長時間を短縮する加速機能も用意されている。通常は時間のかかる成長を,加速アイテムを使えば瞬時に花を咲かせることができるのだ。収穫した花は赤や黄色などさまざまな色があり,これらは後述するクラフトシステムで重要な材料となる。
スタッフによれば,この効率的なシステムは「プレイヤーに負担をかけず,ゲーム本来の楽しさに集中してもらいたい」という思いから生まれたものだという。確かに,面倒な作業に時間を取られることなく,創造的な活動に専念できるのは大きな魅力だ。
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オープンワールドとホームをつなぐ製作システム
ハウジングシステムのもう一つの特徴は,オープンワールドとの連携だ。冒険中に見つけた美しいオブジェクトを,自分の家に持ち帰りたいと思ったことはないだろうか? 「インフィニティニキ」では,それが可能になる。
オープンワールドで気に入ったオブジェクトを見つけたら,写真モード(Pキー)で撮影することで,そのアイテムの設計図(スケッチ)を入手できる。例えば,始まりの街「花願町」にある看板が気に入ったら,それを撮影してデザインズ化し,自宅の家具製作テーブルで同じものを作れるのだ。
製作には栽培で得た花などの材料が必要になるため,栽培→製作→造具という一連の流れが生まれ,ハウジングシステム全体に統一感のあるゲームプレイループが形成されている。今後のアップデートでは,撮影可能なオブジェクトがさらに増える予定だという。
配置した家具は単なる飾りではない。ベッドに横たわったり,椅子に座ったり,暗くなったらランプを点けたりと,さまざまなインタラクションが可能だ。これらの細かな演出が,ホームに"生活感"を与えている。
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また,友達を招待することを想定した機能も充実している。例えば,ベッドを規則正しく4つ並べたい場合は,マウスの左ボタンを長押しすることで整列配置が可能。几帳面なプレイヤーにも優しい設計だ。
操作面でもさまざまな配慮がなされている。造具した内容はCtrl+Sで保存でき,Altキーの長押しで造具モードから抜けられる。マップ画面(Mキー)からは「ニキのホーム」へ直接テレポートも可能だ。
開発チームは「このシステムには多くの努力を注ぎ込んだ」と語っており,その言葉通り,細部まで作り込まれた完成度の高さを感じられた。
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「インフィニティニキ」のハウジングシステムは,単なる拠点機能に留まらない,新たな遊び場としての可能性を秘めている。スキル融合というシステムにより,造具の自由度はほかのゲームの追随を許さないレベルに達しており,効率的な栽培システムとクラフト要素の組み合わせは,長時間遊んでも飽きさせない深みを持っている。
何より,オープンワールドでの冒険とホームでの生活が有機的に結びついている点が素晴らしい。冒険で見つけた素敵なものを自宅に再現できるという要素は,探索により一層の意味を与えてくれるだろう。
バージョン1.9の正式リリースが今から待ち遠しい。空に浮かぶハート型の島で,理想の家を作り上げられる日を楽しみに待とう。
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「インフィニティニキ」公式サイト
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