タッチ操作で遊ぶマラカスリズムアクション！　「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」（今日から始めろApple Arcade #46）

　「Apple Arcade」は，Appleが月額900円（税込）／年額6000円（税込）でiPhone / iPad / Mac / Apple TV / Apple Vision向けに提供している，ゲームのサブスクリプションサービスだ。
　この連載では，広告やゲーム内課金なしでプレイできるタイトルが現在200種類以上配信されているこのサービスの中から，4Gamerがチョイスしたタイトルを紹介していく。

　第46回では，マラカスをテーマにしたリズムアクション，「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」を紹介する。

「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」

リリース日：2023年8月30日
配信元：Sega America
開発元：セガ
対応端末：iPhone / iPad / iPod touch / Mac / Apple TV / Apple Vision
ゲームパッド対応：○

オススメポイント
1.セガのゲームミュージックを含むノリのいい64楽曲を収録
2.マラカスを振るリズムアクションをタップ操作へ昇華
3.ストーリーやプラクティス，オンラインなど多彩なモードで楽しめる

「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」公式サイト

「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」ダウンロードページ

　譜面に合わせてマラカスを振るリズムアクション「サンバDEアミーゴ」を，iPhoneやiPad向けにチューニングしたタイトルが，この「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥ・ゴー」だ。

主人公となるマラカスの振り手「アミーゴ」

　1999年から2000年にかけてアーケードゲームや家庭用ゲーム機でリリースされ，画面に現れる「リズムダマ」に合わせてマラカスの形をしたコントローラを振るという，それまでになかったプレイフィールを実現した「サンバDEアミーゴ」。
　それから時は流れ，2023年にNintendo Switch用「サンバDEアミーゴ：パーティーセントラル」が発売された。ゲームのルールはそのままに，現代のハードウェア性能によって専用のコントローラを用意することなくマラカスを振るアクションを楽しめるうえ，演出もより映えるものに進化したのが特徴だった。
　本作はその「サンバDEアミーゴ：パーティーセントラル」を，iPhoneなどのタッチ操作に対応させた作品となる。

画面構成は26年前のアーケード版とほとんど変わらない

　プレイヤーは主人公の「アミーゴ」となって，流れる音楽に合わせてマラカスを振っていく。ゲーム画面には6つのリングが表示されていて，画面中央から6方向に「リズムダマ」が出現。リズムダマがリングに重なったところでマラカスを振るというルールは，オリジナルと変わらない。

リズムダマは画面中央から6つのリングの方向に放射状に出現する。リズムダマがないところをタップしてもミスにならないのもポイントだ

　本作はマラカスを振るアクションを，iPhone向けの操作に置き換えている。マラカスを振る操作がタップになったことで，身体を動かして楽しむという特徴は薄れてしまったが，どこでも手軽にプレイできるようになったのはうれしいところ。
　タップできるのはルールにのっとって6か所となるが，その範囲はリングのある場所から横長に伸びているので，正確にリングをタップしなくてもプレイは進められる。

画面中央の半透明に見えているのがタップできる範囲。横長なのでリングが指で隠れないようにプレイできる

　リズムダマは通常が青色，ペアで出るのが黄色，連打になるのがピンクとなる。アクションはこのリズムダマのほか，リングからリングに表示される矢印をなぞる「スライド」，特定のリングの場所を一定時間ホールドする「ポーズ」，画面の指示に合わせて指を動かす「ダンス」といった，タップ以外の操作も存在する。
　難度を上げると，これらがより複雑に流れてくるわけである。

矢印はリングからリングへ指をスライドさせる。難度が上がるとトリッキーな動きを求められる

ポーズはマラカスのある場所を一定時間ホールドすればOK

ダンスはお手本の動きに合わせて画面をスライドする

　各曲の譜面には「NORMAL」「HARD」「SUPER HARD」「CRAZY」の4つの難度が設定されていて，最初からすべて選べる仕様だ。
　なお「CRAZY」に関しては，「SUPER HARD」より上の難度というわけではなく，その名のとおりちょっと常識外れなクレイジーな譜面となっている。

難度は選曲時に選べる。難度が高いと譜面が難しいだけでく，ミスが続くとすぐにゲーム終了となってしまう

　また，上記のアクション以外に「ハプニングダマ」が出現することもある。これはイベント的な要素で，タップに成功すると画面にルーレットが現れ，止まった内容のお題が展開される。
　リズムダマの速度や大きさが変わるといったものから，まったく違う画面に切り替わってのミニゲームなど，遊ぶたびに違った楽しみを味わえるのだ。

「？」のマークがハプニングダマ。タップするとルーレットが回る

ルーレットの内容に合わせてプレイのルールも変化する

　このApple Arcade版「パーティー・トゥ・ゴー」には，純粋にゲームプレイを楽しむ「リズムゲーム」のほか，世界中のプレイヤーと競ったり一緒に遊んだりできる「オンライン」，そし本作オリジナルの「ストーリー」が用意されている。
　やることは基本的に変わらないが，別のプラットフォームでプレイ経験がある人ほど，新鮮な体験となるはず。

物語に沿ってお題をクリアしていくストーリーモード。合間にCGムービーや会話シーンが挟み込まれ物語を盛り上げる

　収録楽曲は64曲。Nintendo Switch版では有料DLCとして配信された曲なども収録されており，かなりのボリュームだ。
　ジャンルは，新旧の洋楽やラテン系，K-POP，ボカロ，セガのゲームの音楽などバラエティに富んでいる。スマホのゲームであればイヤホンやヘッドホンなどで音を聴く機会も多いと思われるので，ゲームを遊びながら音楽も楽しんでほしい。

オールディーズから最新のヒットソングまで，幅広い年代をカバーした選曲。筆者は「Karma Chameleon」（カルチャー・クラブ）と「ソニック」の楽曲「Escape From The City」がお気に入りだ

ソニックチームのタイトルということで，ソニックもゲスト出演している

　タップ操作でどこでもプレイできるようになった「サンバDEアミーゴ」。ノリのいいサウンドにマッチしたゲームを“今日から始めて”，暑すぎる残暑をノリノリで乗り切ろう。

「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」公式サイト

「サンバDEアミーゴ：パーティー・トゥー・ゴー」ダウンロードページ

Apple Arcade：月額900円（税込） / 年額6000円（税込）
Apple One：月額1200円（税込）
※「iCloudプラス（50GB）」「Apple TV＋」「Apple Music」「Apple Arcade」を利用可能

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