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お客さまに料理を提供しながら,迫りくる敵を銃でぶっ倒せ。4人協力プレイ対応のクッキング×TPS「Pizza Bandit」を紹介[BitSummit]
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本作は「Overcooked」のような協力クッキングゲームと三人称視点のシューターを組み合わせたタイトルだ。2025年8月26日にアーリーアクセスを開始し,2026年の早い段階で正式版のリリースを予定している。
今回,JOFSOFTのブースで開発チームに話を聞きながら試遊してきたのでプレイレポートをお届けしよう。
本作の主人公はコックを夢見る元傭兵のおじさん,マリク。彼は自分の店「Pizza Bandit」を構えており,お客さんにピザを提供しているが,料理の腕はイマイチなようで,お店は壊滅的に人気がない状態だ。
どうしてもお店を繁盛させて大きくしたいマリクだが,先立つものがなければどうしようもない。そこで彼は元傭兵というスキルを生かして,非合法な依頼を受けることになるのだ。
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その依頼とは「過去や未来にタイムトラベルして,指定の料理を提供すること」。どうやらこの世界では,人手不足に悩まされる料理店が時代を越えて臨時の依頼を出しており,それを取りまとめる組織があるようだ。マリクは組織を通して依頼を受け,タイムスリップして指定のお店で料理を提供していく。
しかし,タイムトラベルは歴史を改変する重大な犯罪とみなされているため,マリクを取り締まるべくタイムキーパーたちが容赦なく追いかけてくる。お客さまに料理を提供しながら,タイムキーパーからも身を守らなければならない。
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ミッションは最大4人協力プレイが可能で,今回プレイできたのはタイムスリップによって到着した寿司屋。フィールドに配置されたマグロをはじめとするネタを厨房でさばき,寿司を握り,完成した寿司をゴンドラの上に乗せてお客さんに提供していく。
もちろん,この間にもタイムキーパーは攻撃を仕掛けてくるため,料理する人員と敵に対処する人員に分かれて,役割を分担してミッションを進めていく必要がある。
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料理を提供し続けて指定のノルマを達成したら,帰還ポイントが出現する。そこから現代に戻ればミッション達成となり,報酬が手に入るというわけだ。
世界設定からキャラクターの背景まで,いろいろと頭のネジが外れている「Pizza Bandit」だが,いくつかのアイデアの中から最も評判が良かった「料理×TPS」を採用したのだという。気軽にできる料理ゲームという側面を持つためか,女性プレイヤーの反応も良いらしく,手ごたえを感じているとのこと。
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また,今回プレイした寿司屋のほかにも,ウサギやシカを狩ってステーキを提供するミッションや,チキンに麻薬を入れて提供するというぶっ飛んだミッションも登場するという。
アーリーアクセス版から製品版にかけて実現したいアイデアも教えてくれた。
1つめは各国の特徴的な料理の実装。イタリア料理や中華料理などを入れることで,さまざまな人が楽しめるものにしたいようだ。
2つめはユニークな武器の実装だ。投げると果汁がはじけるパイナップル型の爆弾,敵が踏むと移動速度が遅くなるピザ生地のトラップなど,面白くもあり,状況に応じて使い分けられるような武器を実装したいという。
そして,3つめはエンディングにしっかりと凝った映像を入れること。これらの要素に優先順位をつけて,開発していきたいと語っていた。
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ただ,「Pizza Bandit」の開発は6人の少数精鋭で行っているため,すべてのアイデアが実装できるかは分からないとのこと。ゲームとしてはまだブラッシュアップを図っている最中であり,プレイヤーにはDiscordサーバーに参加して率直な意見を聞かせてほしいそうだ。
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