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怪奇現象を相手に個性的なバディが挑む「天使機構執行部魂救済課」,世界観もビジュアルも演出もこだわりがすごい[BitSummit]
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印刷2025/07/24 11:10

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怪奇現象を相手に個性的なバディが挑む「天使機構執行部魂救済課」,世界観もビジュアルも演出もこだわりがすごい[BitSummit]

 2025年7月18日から20日まで,京都市勧業館みやこめっせで開催されたインディーゲームイベント「BitSummit the 13th」の会場に,「天使機構執行部魂救済課」が出展されていた。

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 本作は,人知を超えた怪奇現象が多発し,それらが「霊害事件」と呼ばれるほどに日常化した世界を舞台にしたミステリーADVだ。
 主人公は,霊害事件を調査する組織「天使機構」の職員であるツジツマ。相棒の部下ダミアンとともに事件の解明を目指す。凹凸コンビな2人で,セリフの掛け合いも楽しい。

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 一目で世界観が伝わるような印象的なビジュアルで,実際プレイしてみると,かなり演出にもこだわりを感じた。ガンガン動くカメラワークで,キャラクターの表情をアップでとらえ,場面転換でのテキスト演出もかっこいい。

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 試遊では,事件の導入となる会話部分と,実際に証拠を集め,登場人物の矛盾を突く部分を体験できた。怪奇現象が社会現象となった世界観で,学生の間にもそういった怪奇現象の噂が広がり,興味本位で近づいていってしまうこともあるようだ。

 事件の導入から始まり,バディは目撃者たちの証言や,現場の証拠品など,事件に関する情報を集めていく。証拠品集めは,ポイント&クリックの要素もあり,気になるところを調べていく感じだ。

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 事件の調査中,天使機構とは異なる警察も登場。霊害事件ならば天使機構の出番だが,単なる事件ならば,お前らの出番ではない,という風なシーンがあった。ほんのワンシーンだったが,個人的には,こういう組織間の立場が見え隠れする瞬間は,やっぱり興奮する。

 事件の調査が進むと,目撃者たちの証言についてより深く調べていく。事件について分かっていることは,霊害管理表にまとめられる。目撃者たちの証言で違和感があれば,証拠を突き付けたり,矛盾点を指摘する。
 「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」などのエッセンスを取り入れつつ,臨場感のある捜査・推理シーンを実現している。

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 さらに捜査が進むと,本作の大きな特徴となる「幽霊の記憶を垣間見る」シーンも出てくる。幽霊自身の視点で映される記憶は,嘘の付きようがない。事件の真相にたどりついたか……というところで,試遊は終了した。はやく続きをプレイしたくて,たまらない。

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 怪奇現象を相手に,個性的なバディが挑む。演出の一つひとつがかっこよく,まるで世界に入り込んだプレイヤーの視点なのか,というくらいカメラがきびきび動き,臨場感がすごい。

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 本作を手掛ける鴨肉ドブ氏(サークル:ヨクニク)は,もともとプロのイラストレーターとして活動していたわけでもなく,趣味でイラストを描いていたそうだ。ゲーム制作にも挑戦してみたくなり,本作の開発をスタートしたという。
 カメラワークや演出面も手探りで学びながら作られているそうだが,一つひとつの表現に対する丁寧さや情熱を感じた。

 プレイ時間としては,だいたい5〜6時間程度のボリュームで,1話完結方式で複数の事件を解決していったあと,最後に大きな事件に挑むというう構成を予定しているそうだ。

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 リリース時期は未定だが,2025年内にはデモ版のリリースも予定している。興味のある人は,ウィッシュリストに登録しておこう。

「BitSummit」公式サイト

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