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まだリリースされたばっかだし,いっちょかみで天下とれると思ってた。MMOSLG「信長の野望 天下への道」で天下取りしてみたら
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印刷2025/07/25 16:37

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まだリリースされたばっかだし,いっちょかみで天下とれると思ってた。MMOSLG「信長の野望 天下への道」で天下取りしてみたら

 子どものころの夢,と言えばなんだろうか? スポーツ選手? お花屋さん? 医者? 看護師? 弁護士? もっとシンプルに生々しくお金持ち……どれも立派な夢だろう。今の時代だとプロゲーマーやYouTuberなんてのも楽しそうだし,誰しも見られる夢は無限大だ。

 だが,もっと大きな話だとどうだろう。
 本当に成し遂げたかった夢,忘れてない?


 当然,「天下統一」だよなっ!?


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 令和を迎えた現代日本では,天下統一というのはまあ不可能である。どこに売っているのかも知らない甲冑を身にまとって外に出ようものなら,秒でスマホで撮られて警察のお世話になることだろう。

 私はそんな乱世乱世なテンションになれるわけではないし,戦国時代に異世界転生はおろか,現代にやってきた戦国武将タイムスリッパーを見つけ出して,ふたたび戦乱の世を築きたいわけでもない。もっと都合よく,“ゲームの世界”でもいいから天下を取ってドヤりたいのだ。

 ということで7月の夏日和。私は仕事の縁でβテストを体験し,しかもリリースされたばっかだったMMOSLG「信長の野望 天下への道」iOS / Android)にいっちょかみして,あっさり天下が取れちゃって自慢しまくれないだろうかと画策した。

 事前知識ならそれこそ転生者ばりにある。気合もたっぷりだ。こんなのもう,あっという間に天下が取れちゃうに決まってるよなあ!

ここ半年で記事制作の縁があった,グラビティゲームアライズのスマホゲーム「信長の野望 天下への道」。コーエーテクモゲームスの「信長の野望・天道」の正式ライセンスを受けた1作
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先に,本稿の結末を表現したイメージ画像をご覧あれ
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 グラビティゲームアライズが,コーエーテクモゲームスの正式ライセンスを受け,MMO歴史戦略シミュレーションゲーム「信長の野望 天下への道」を展開する。2025年2月に行われたβテストに参加し,ゲームを実際に体験できたので紹介しよう。

[2025/04/22 18:00]
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 グラビティゲームアライズの新作スマホゲーム「信長の野望 天下への道」が,本日2025年6月18日にサービスを開始した。今回はMMO歴史戦略シミュレーションでスタートダッシュを決めるための,“6つの心得(Tips)”をお届けする。

[2025/06/18 18:00]


一番新しいサーバーなら,チョロいだろ!


 まずは「信長の野望 天下への道」を簡単に紹介しておこう。本作は,プレイヤーたちが日本列島のマップにワイワイと集まり,大人数で“攻城戦”の醍醐味を楽しむ,MMO歴史戦略シミュレーションだ。

 城主(プレイヤー)は名だたる戦国大名たちの勢力に分かれ,地図上の拠点を占拠して「支配値」を獲得する。一定期間のシーズンで,最も多くの支配値を稼いだ勢力(つまり天下に近かった勢力)が勝者となる。

 大枠としてはいわゆる“村ゲー”のため,なにかしらの類例タイトルの経験者であればこの時点で飲み込めたことだろう。なので,町作りやら部隊による戦闘やらといった基本的な説明は省かせてもらう。

 ではさっそく,天下取りの開幕だ。私が選んだサーバーは「S017」。理由は単純。「一番新しいサーバーだった」からである。ここに深い考えなどない。新しければ新しいほど狩れる(ニチャア)と思っただけだ。ただ,こういうとき,ほかの村ゲーでギルドを持ってる人たちがちょっとうらやまくなる。そういう人らは遠足気分で乗り込むんだろうし。

サーバー選択画面から勝負が始まっている,はずだ
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 続いて,「大名家」を選んでどの勢力に属するかを決める。私が始めたタイミングでは「織田家」「武田家」は満員で選択不可になっていた。さすが人気大名だ。織田家で虎の威を借りまくろうと思っていたが,選べないならしょうがない。人気どころはサーバー開設直後に狙うべきか。

 そんなわけで,ここは「長宗我部家」を選択することに。「腹が減っては戦はできぬ」という言葉を好み,食糧生産を重視した長宗我部は個人的に好ましい大名である。あとは「四国からの天下統一」にロマンを感じた。本州のやつらに,土佐の意地を見せてやるぜ!

食糧生産を重視……いい方針だ。ガチャばっか回して財布が薄い私にはよく響く
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 ゲームプレイの流れとしては,よくあるMMOSLGとそう変わらない。武将を募集(ガチャ)で集め,部隊を編制し,資源地を占拠して,確保した資源で城の城下町を発展させていく。ゴールは対人戦だ。

 うんうん。いつも通りだね! しかも今回はβテスト転生者の知識ボーナスで,スタート直後から最適解を踏み続けられた(気がする)。もし分からなくても,画面左側に常に表示される「主要任務」をなぞっていれば問題なし。天下への道は1日にしてならず,とだけ覚えておこう。

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 戦国時代は治安が終わってるため,お外のそこら中に山賊がはびこっている。そこで我々は戦国騎士団なメンタルで蛮族と化し,片っ端から山賊を狩っていくことで,経験値に加えて「名声値」を得ていく。

 名声値が上がれば,資源を生産する資源地をより多く所有できるようになる。収入を増やすために,山賊おじさんたちを狩る。これが乱世における理だ。この時点で現代では体験できない天下への第一歩である。

 なお,このゲームはちょっとした隙間に指示を出しておけば,プレイのロスがあまり気にならないため,“張り付き”の負担も軽減されている。人によっては仕事の休憩中にササッとタスクを消化しておいて,退勤後や休日にリソースをつぎ込むのだろう。私はそうだった。

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 この先,本作の最も特徴的なシステムに踏み込んでいくため,あらかじめ説明しておこう。この地は「争覇地域」「不可侵地域」という,2つの区域に分かれている。

 争覇地域は,いわば対人戦領域。現シーズンでは近畿地方の中心近く,京都「二条御所」の周辺がこれにあたる。MMOSLGと聞いて多くの人が想像する,GvGな大規模攻城戦の醍醐味が味わえるエリアだ。

 対して不可侵地域は,いわばぬくぬく領域。どこも非PvPのエリアであり,他勢力からは攻撃されない。範囲は京都・二条御所の争覇地域以外すべてのため,長宗我部家の初期拠点である岡豊城や,その周辺の城もそうだ。ほかの大名たちのお膝元も同じ条件である。

 つまり,本作では初心者保護期間が終わった途端に己の拠点が襲われ,資源が奪われ,場合によっては城が飛ばされ,一文無しになり,「なんだこのクソゲー!」と声を荒げるような展開も起きない。
 どれだけ自勢力が劣勢だとしても,不可侵地域でぬくぬくと時勢を読んでいれば,誰でも力を蓄えられるわけだ。逆に言うと,自ら争いを求めない限り,山賊おじさん狩りの英雄で居続けられる。

マップ上の白い門のマークが,争覇地域と不可侵地域の境界。二条御所を中心とした近畿圏でのみ,国取り合戦が行われる。覇を唱えたくば踏み入れい!
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 ちなみに私は無課金で挑んだ。MMOSLGというジャンル自体,一線をいともたやすく踏み越える超越者(廃課金の皆々さま)が絶対にいるため,付け焼き刃で財布をもっと薄くするよりは,情熱的に青春的に「俺,無課金なんだぜ!」の姿勢を見せつけるほうが利を感じたためだ。

 それに,ゲーム開始から3日後に“事前登録のお礼”として,100連分の「初陣記念募集券」と「1000金」(募集や時短に使える通貨)がもらえた(事前登録をしていなくてももらえるやつだぞ!)。
 これ以外のイベントやキャンペーンでも,募集券や金がなかなか大量に手に入ったため,無課金でも十二分に付け入れると思ったのだ

 なお,MMOSLGはあらゆる場面で待ち時間が生まれることで有名だが,本作では施設のレベルアップ時間や部隊の帰城時間などを,時間の長さにかかわらず一律「20金」という破格で,残り0秒まで短縮できる。

 時短をこんなに安売りしてもいいのかと思いつつ,施設のレベルアップが数時間を超えたものはすべて即時短の構えでいった。待ち時間の少ないMMOSLG,天下取りにふさわしくとってもストレスフリーだぜ!

課金せずとも,レアリティの高い有名武将がどんどん集まってきたぞ! 戦国の世が「おまえ,天下を取れ……」と言ってきているかのようだ
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同志を集め,いざ戦場へ!


 ここまでの下ごしらえをササッと済まして,いよいよGvGの戦場,争覇地域へと乗り出した。とはいえ,単身で「やーやー我こそは!」と攻め入って城を落とせるほど,本州の各勢力の城主たちは甘くない。

 そのため,まずは「軍団」で仲間を集めようではないか。

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 軍団は各勢力内で組む,いわばギルド機能で,大人数で統制された連携を実現するためのコミュニティだ。軍団に入るだけで資源獲得量を増加させられる恩恵を受けられるし,軍団幹部にも軍団員にも便利な,数々のコミュニケーション機能を利用できる。

 一例としては,攻城戦の日程調整のとき「10日はどうや」「ムリや」「なら12日でどうや」「仕事や」などと火花を散らし合うことなく,提示された日時に了承マークを付けて合意を取り合う「寄合所機能」。大切な攻城戦の日,「〇〇さんいますか〜?」「幹部ぅ。××くんいませ〜ん」などと戦の前から混乱を喫さずに済む「軍団点呼機能」などがある。

 これらは外部ツールを使えば済む話だが,その場合は軍団内の全員が同じツールを導入する必要があるし,幹部からすれば面倒も多い。
 また,こうしたMMOSLGの掟は参加者のハードルを引き上げる。その点,本作はゲーム内機能にまとめられているので,非常に楽だ。

 それと,天下を取るなら本来,自分で軍団を立ち上げるのが筋である。だが,今回は所属勢力で最も大きい軍団に加入した。こちとら無課金だ。しかもまだまだひよっ子。天下を取るとしても,まずは最大規模の軍団で名を挙げ,名声を得てから独立すれば楽々……フフフ。

ちなみに勢力内コミュニケーションでは,軍団の区分けを越えて勢力全体にチャットや書状(メッセージ)を送れる(勢力書状の全体送信は,勢力内で頭角を現した「筆頭家老」と「取次」のみ可能)。より多くの協力が必要なときは,こちらも役に立ちそう
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 長宗我部家の最有力軍団に加入し,野望の開幕からはや10日が経った。進行状況としては,中堅クラスの山賊おじさんも難なく倒せるようになって,部隊もかなり豪華になり,多くの戦略研究を済ませた。武将たちも実力を試したくてウズウズしている(ように見える)。

 つーことで,こうなるともう,アレに挑むしかないだろう……合戦じゃあ! 法螺貝と陣鐘を鳴らせい! 争覇地域に乗り込みじゃあぁ!

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 “道”をテーマとする本作では,地図上の拠点を奪取する際,そこにつながる途上の「支城」も攻略しないと,その先には進めないというルールだ。従って,重要拠点を攻め落とすためには段階を踏む必要があり,攻城の行路は計画的に練らなければならない。

 私が血で血を洗う天下取りの初陣として選んだ舞台は,敵対勢力である「尼子家」が占拠する「高槻城」の支城……通称「雨にも負けず」(※)だ。長宗我部家としても,そこは要衝。次なる関所を狙うためにも確実に攻め落とさなければならない地理の関節部であり,軍団員たちも積極的に狙っていた。そうだ,今こそ加勢しなくてはなっ!

※支城は,築城したプレイヤーが命名権を持っており,このようにオリジナルの名称を付けられるようになっている。文芸に長けた城主だ

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 さあ,鏑矢は射ち放った。

 これこれ。尼子家のキミたち。どうやら雨には負けないようですが,この手塩にかけて育てた部隊には――――勝てるかな(ニチャア)?


じっくりコトコト育てた部隊が,あっさりボロボロ……


 初陣はとんでもない惨敗だった。大惨敗だ

 あまりの悲しみに見出しでネタバレした。

 数字で言えば,こちらの兵損失は13214。あちらさんの兵損失は262と,被害の差はおよそ50倍。うちの兵士たち,50人が命がけで攻めても,1人の兵士しか倒せなかったのか。向こうからすれば蚊に刺された程度にしか思っていないのかもしれない。くっ,くやしい……!

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 だが,敗北から学ぶことは非常に多かった

 私の部隊はとくに深く考えず,兵種適正Sだけを見て編成していた。だが相手は,兵種適性がAの武将も入っており,戦法や武将の能力で複雑なシナジーを生み出しているようだった。
 なかでも戦法は,戦闘結果への影響が非常に大きいようで,みな戦法のレベルを最大10まで上げていた。もはやデフォだった。むしろ礼節とかマナーに近かった。あとは単純に武将レベルの差も大きかった。

 レベルは少しずつ上げていくとして,戦法についてはとても参考になった。武将は戦法という技能(スキル)を最大3つまで覚えられる。1つは固有のもので,2つは伝授(=任意で付与)するかたちだ。

 私がSSR(最高レアリティの武将)をとにかく育成していた一方,SSR武将が伝授する戦法は価値がめっぽう高く,今回立ちはだかった尼子家の部隊も,“SSR武将から伝授した戦法”を多く装備していた。このことに気付けたのが,我が軍にとってなによりの財産となった。

※まあ,だからといって伝授するためのコストは膨大なのだが。あはは

武将・戦法・兵種の組み合わせが,無限の可能性と戦略性を生み出している。真面目に考え出すと,表計算ソフトを使って表にまとめたくなる奥深さだ
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 しばらくは,飛んで火に入る夏の虫のように無謀な攻城戦を繰り返し,天下取りを阻む格上プレイヤーたちがどのような部隊を組んでいるのかを見つめ,研究していった。その結果分かったことだが,どうも現環境では“役割分担を意識した編制”が重用されているようだった。

 言ってしまえば,全体の被ダメージを減らす「威嚇の陣」などの戦法を持つサポート役。相手を挑発して攻撃を引き付ける戦法持ちのタンク役。そしてダメージを出すのに特化したディーラー役といった具合だ。強者の部隊を見れば見るほど,組み合わせの妙に感心してしまう。

 みんな,めちゃくちゃ考えてるんだなあ……。

すべての部隊にボッコボコにされてしまった。ええい! 尼子家のライバルたちめ! いつか(数行後に)リベンジしてやるからなっ!
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 先人たちの知恵,お借り申す――こうして我が軍に「精鋭弓部隊」が誕生した。狙いは,副将・羽柴秀長が3種類の被ダメージを戦法で軽減し,軽減後のダメージを副将・酒井忠次が挑発で引き受ける。そして大将・霧隠才蔵が盛りに盛りまくった武勇で敵部隊を殲滅するといった具合だ(もしも考えが間違っていても優しい目で見逃してほしい)。

 なお,武将を強化するための資源はほとんどこの部隊に投資した。完璧なワンマン部隊だ。そのため,ほかの部隊にはしばしの休暇を与えていったぞ。見通しの甘すぎる性格は軍政に向いてなさすぎる。

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鍛え抜いた部隊でリベンジマッチじゃい!


 まだまだ天下への道が遠いどころか,むしろどんどん遠ざかっている気すらしたが,この精鋭弓部隊がすべての屈辱を過去にする――。

 でだ,実際にどれだけやれるのか気になって仕方なかったので,忌まわしき支城「雨にも負けず」に懲りずに再戦してみることにした。現状でできる限りの最大級の育成を施したわけだが,結果やいかに!

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 ……まあね。なんとなくそんな気はしてたけど,ぜんぜんダメだった。ぜんぜんだ。敵部隊への攻撃はほぼ無効化され,こちらは大ダメージを受け続ける。どういうこっちゃ? 奥が深すぎるぞ天下への道

 まだまだ分析が足りない。とにかくレベルを上げなきゃ。資源地を確保して,武将の育成を進めていかなきゃ。そして兵数に大差なくとも,武将の戦法によって明確な差が生まれる。この戦略性とカスタマイズ性の神髄を知ったのだ。俺の天下はここからだ……ぐぎぎぎっ,くやしい!

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 まだまだ道半ばだが,いったん宣言しておこう。いっちょかみでの天下取りは無理だった。壁が高く厚すぎた。「結局,ただボコボコにされただけじゃん」と言われれば「ハイ……」と答えるしかない。

 今回,私は完全なる敗北者側になってしまった。1人で無課金で生半可は知識での挑戦では,うっかり天下人にはなれなかった。
 上記の条件が「集団で」「超越者で」「私の屍を越えてくバリバリの勉強型で」などと組み替えられる人ならワンチャンスあるかもだが,尼子家をはじめとする猛者たちはプレイングだけ見ても精強だ。おそらく,私と同じいっちょかみ天下人はボトムアップで成長したほうがいい。

 一方,本気の本気で「いっちょかみしてやっか!」と言える村ゲー上級者は,私の成せなかった夢の跡を引き継いでほしい(強引)。

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 ちなみにプレイしていて一番楽しかったのは,やはり攻城戦で「みんなでワイワイ」しているときだった。今回で言えば,敵対する尼子家に向かっていったときの,自勢力の一体感である。結果が伴わなくとも,同じ行動をしているだけで団結感を覚えられた。ほかのゲームジャンルではなかなか味わえない,MMOSLGの醍醐味がちゃんと宿っている。

 あと,本作はコミュニティ機能が充実しているおかげで,(記事のネタにしちゃうという意味でも)獅子身中の虫な気分でいた私のようなコミュ障でも,誰かが生んでくれる流れについていくだけで,GvGのおいしいところをたっぷりと楽しめてしまった。極論,完全に無言プレイでも機能を介するだけで一員になれそうで,これがまた気軽であった。

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 あと,これもやっぱり大きかったが,本作は「時間に縛られづらい」ところがよかった。MMOSLGでは,隙を狙って城を攻め落としたり,あるいは守ったりと,とにかく張り付きが要求されがちだ。
 対して本作は,深夜帯のみ体力消費が数倍になり,攻城が難しくなる「夜戦の刻」システムが導入されている。みんなしっかり寝ろと,システム側に推奨されているわけだ。ありがたーい仕様である。

 ほかにも,支城を築くことで防衛戦を作り,拠点の守りを厚くできるのもよかった。その反面,攻城側は攻めるのに時間が増して,どうしても地道な攻略になってしまうのが表裏のメリット/デメリットに感じたが,そこもまた天下への道は1日にしてならず。じっくりと駆け引きを楽しめる仕様と思えば,他作品との差別化ポイントとして挙げられる。

 ついでに,破格の時短機能が最高だった。施設や技術の向上に数十時間と待たされることなく,バンバン発展させられたので,さながら廃課金プレイヤーになった気分だった。あれ,もしやこれ,廃課金プレイヤーシミュレーター体験戦略だった? 当然,夢オチ後はツライけれど。

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次の研究もしたいし,20時間も待ってらんないよね! ハイ,ポチッ!
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 天下への道は遠く険しい。けれどシーズンが終わるそのときまでは,長宗我部家の同志とともに天下を目指していこうと思う。「雨にも負けず」の尼子家にはこれまで大敗を喫しているわけだが,まだ負けを認めるつもりはないぞ。なんなら,誰か長宗我部家に加勢に来てくれてもいいぞ! なんて恣意的な勧誘は避けたいので,うのみにせずともよい。

 だってこっちは,雨にも風にも負けるつもりはないんだからよっ!

 それでは最後に1曲歌います。「みんな! 信長の野望 天下への道で,天下統一を目指そうぜ!!!」(今回,忍び込んで勝手にご協力いただいていた軍団の皆さま,どうもありがとうございました)

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