
イベント
リアルな絶叫でクリーチャーを撃退。「THREAT -SCREAM AND ESCAPE-」に必要なものは銃弾でも十字架でもなく,強靭な喉と体力だ[BitSummit]
![]() |
![]() |
C-Routeが2025年4月にリリースしたPC用ホラーゲーム「THREAT -SCREAM AND ESCAPE-」は,現在も継続的にアップデートを続けているタイトルだ。
主人公は謎の施設で目覚め,記憶もないままに脱出しようとあがくことになる。施設には不気味なクリーチャーが徘徊しており,もちろん捕まるとやられてしまう。しかし,どういうわけか,主人公が絶叫すればクリーチャーを撃退できる。
謎が謎を呼ぶ状況だが,主人公は出口と真実を求めてさまよう――。
![]() |
主人公の絶叫とは,プレイヤー自身の絶叫である。マイクに向かって思い切り叫べば,クリーチャーが苦悶して倒れるのだから爽快だ。倒れたクリーチャーの横をすり抜け,探索を続けよう。
絶叫はゲーム内リソースを必要としないが,叫ぶたびにプレイヤー自身の喉と体力が消耗する。また,絶叫すると声量を示すゲージが増えていくが,時間経過によってゲージが消えるまでは,絶叫してもクリーチャーを撃退できない。
そして,クリーチャーは撃退されるたびにパワーアップし,倒すためにはより大きな声が必要となる。むやみに絶叫し続けるのではなく,クレバーに叫ばなければならないというわけだ。
![]() |
会場では新要素の「自分が絶叫している間だけ開くドア」と「絶叫が効かないクリーチャー」が登場し,ドアを開けるために絶叫すると,クリーチャーがこれを聞きつけて襲い掛かってくるという危険なコンビネーションを体験できた。このままだと打つ手がないと思われるが,もちろん解法は用意されている。どうすれば突破できるのか。正式実装を楽しみに待ちたい。
![]() |
![]() |
前述のとおり,会場のブースにはmutalk 2が用意されていた。マスクのように口を覆うと,大声を出しても周囲に聞こえにくくなるため,気兼ねなく思い切り絶叫できるのが気持ちいい。
自分の声はそのまま自分に聞こえるのだが,絶叫しても周囲の人に訝しがられることはない。なんとも不思議な気分を味わうことができた。
![]() |
![]() |
「THREAT -SCREAM AND ESCAPE-」を手がけたC-RouteのCEO,須田貴文氏によると,ゲームをボリュームアップするアップデートに加え,視聴者のコメントでゲーム内にパワーアップアイテムや敵が出現する機能を検討しているという。
マイクとゲームを組み合わせるのであれば,セリフを読み上げるようなフィーチャーが連想されるが,プレイヤーの自由度を狭めるという判断から,あえて実装をしていない。ただ,特定のセリフを叫ぶと必殺技が発動する機能はすでに開発しており,アップデートで実装するかどうかは今後の判断次第とのことだ。
![]() |
なお,本作には小さな声でもクリーチャーを撃退できる「QUIETモード」,大声が必要な「STREAMERモード」が用意されている。絶叫すると想像以上に気持ちがいいので,これらのオプションを使いつつ,クリーチャーに立ち向かってみてはいかがだろうか。
「BitSummit」公式サイト
4Gamer「BitSummit the 13th」関連記事一覧
- 関連タイトル:
THREAT -SCREAM AND ESCAPE-
- この記事のURL: