
プレイレポート
[プレイレポ]頭をほぐし思考力を鍛える。「ポケモンフレンズ」は,ポケモンたちと一緒にひらめき問題にチャレンジするアプリだ
この発表に先駆けて,本作のスマートフォン版に触れられるメディア向けの体験会が開催された。本稿で,インプレッションを交えて概要をお伝えしよう。
![]() |
「ポケモンフレンズ」では,ポケモンたちと一緒に楽しくひらめき問題に挑戦する。思わず毎日頭をほぐしたくなるような体験を目指して開発されたという。5歳くらいのお子様からお年寄りまで幅広いプレイヤーに遊ばれることを想定しているそうだ。
![]() |
ゲームの流れは,まずホーム画面の「ほぐす」ボタンを押して,毎日出題される問題を解く。これらの問題は,教育コンテンツを企画・開発するEdTech企業のワンダーファイが提供している知育アプリ「シンクシンク」に収録された問題を基に,ポケモンの世界設定で再構成したものだ。
たとえば,電球を一筆書きでつなぐ問題にはピカチュウが登場するし,ジャイロ機能を活用し,端末をさまざまな方向に傾けてタマザラシやポッチャマを動かしゴールを目指す問題もある。
![]() |
![]() |
上記の2つのほか,最大50種類の問題が楽しめる。体験会では,レールをつないでトロッコをゴールまで導くものや,限られた数のカギを使って扉を開けゴールを目指すもの,シルエットからどの図形を推測するものなどが確認できた。
いずれも直感的に操作・解答が可能な問題で,これらを解くことで,論理や数的処理,空間認識などの思考力が鍛えられていき,同時に考える習慣が身に付いていくという。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
問題はカテゴリごとに複数のステージが出題され,制限時間の中でどれだけステージをクリアできたかが問われる。また各問題は1〜9レベルの難度が設定されており,解き進めることで高レベルに挑戦できるようになる。
今回は特別に7レベルの問題にもチャレンジできたのだが,解けないわけではないがなかなか難しく,制限時間内にすべては解答できなかった。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
問題を解くと,報酬として「イトダマ」が手に入る。このイトダマをホーム画面の「ぬいマシン」で使うと,ポケモンのぬいぐるみを作成できる。
![]() |
![]() |
どのポケモンのぬいぐるみになるかは,イトダマの種類がキーとなっている。たとえば「ビリビリなイトダマ」からはでんきタイプのポケモンが,「ぬれたイトダマ」からはみずタイプのポケモンのぬいぐるみがランダムで作られる。
また「ちょっといい」というワードが付いたイトダマからは,一度で2つのぬいぐるみが作成できることもある。ぬいぐるみは最大150種類あり,作ったぬいぐるみは「カタログ」で確認することも可能だ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
さらに問題を解いた日は,「カレンダー」にスタンプが押される。スタンプが押された日は結果を再確認でき,あらためて問題にチャレンジできるという。
これらの仕組みによって,自分の継続度や成長を確認できるというわけである。なおスタンプの種類は,ゲーム内で条件を満たすと増えていく。
![]() |
![]() |
![]() |
作ったぬいぐるみはコレクションするだけでなく,「ぬい部屋」に飾れる。それぞれのぬいぐるみは床や家具の上に配置したり,横方向に回転させたりと自分好みのアレンジが可能だ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ぬいぐるみは「フレンズミッション」を介して,本作の舞台である「シンクタウン」の住人に渡すこともできる。住人がほしがっているポケモンのぬいぐるみを渡してミッションをクリアすると,お礼としてぬい部屋に配置できる家具などをもらえる。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
そのほか,1日に解答可能な問題数の設定ができたり,セーブデータを5つまで作成できたりと,保護者・家族向けの機能も実装されている。
体験会の会場では,価格やDLCについての言及もあった。価格についてはスマートフォン版は基本無料だが,1日に解ける問題数が制限される。この制限は,「たくさんあそべるパック」(1400円 税込)を購入すると解除される。Switch版はDL専用で,最初から「たくさんあそべるパック」の内容を含んでおり,価格は1400円(税込)となる。
DLCはスマートフォン版,Switch版ともに「もっとこだわりパック1」「もっとこだわりパック2」(各2000円 税込)がリリースされる。またお得なセット「もっとこだわりパック1&2」(3500円 税込)も用意される。
さらにスマートフォン版には「たくさんあそべるパック」と「もっとこだわりパック1&2」をセットにした,「まとめてパック」(4700円 税込)が用意される。すべてのパックを購入後は50種類,レベルや問題のバリエーションを合わせると合計7000以上のひらめき問題を楽しめるという。
世界150か国300万ものプレイヤーに利用され,ストアレビューでは5段階中4.5と高い評価を受けている知育アプリ「シンクシンク」の問題に,これまた世界で人気のポケモンを組み合わせた本作。
主なターゲットがお子様とその保護者であることは間違いないだろうが,前述のとおり高レベルの問題は大人がチャレンジしてもなかなか歯応えがある。思考力を付けたい人,逆に思考力に自信のある人は「所詮子ども向け」と決めつけず,一度チャレンジしてほしい。
- この記事のURL:
(C)2025 Pokémon.
(C)1995-2025 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・ Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。