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印刷2025/08/19 12:30

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メカ3機の少数精鋭で敵軍に立ち向かう戦略RPG「Rhea of the Remnant」,日本語にも対応したデモ版をSteamで公開中[BIC2025]

 少数精鋭のメカ部隊を指揮する戦略RPG「Rhea of the Remnant」を,韓国・釜山で開催されたインディーゲームイベント「BIC2025」で体験した。

本作を手がける個人デベロッパ・MushroomShoes氏
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 指揮できる味方機体は3機のみ。敵の数はその倍以上で,何となくで行動すると,速攻で囲まれ集中砲火を食らい倒されてしまう。3機しかいないので,1機でもやられるとかなりつらい。

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 自分のターン,プレイヤーは各機体を自由な順番で動かせる。それぞれの機体で移動と攻撃を自由なタイミングで行えるので,近づいて攻撃したり,攻撃して離脱したりできる。

 それぞれの機体には,移動回数とAPが設定されており,APを消費して攻撃やスキルを使用する。フレンドリーファイアありのため,攻撃するときは射線上に味方がいないようにしたい。

 試遊で体験できた機体は,「ヘイズ」「ルチニク」「ボルタ」の3種類。ヘイズは,ビームライフルで攻撃,自ターンにAPを残しておき,敵の攻撃時にAPを消費して移動+回避できるオールラウンダータイプの機体だ。

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 ルチニクは,ロングライフルとAPを2以上消費する高威力のアルテミスライフルを使う遠距離タイプ。ボルタは,近距離範囲攻撃とダメージを軽減するシールドを毎ターン得られるパッシブスキルを持つタンクとなっていた。

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 ステージ1を終えたステージ2から,さっそくステージには一定ターンごとに砂嵐が吹き荒れる状況に。砂嵐は10ダメージをすべてのユニットに与えるのだが,ヘイズはHP50,ルチニクはHP40程度で,敵の攻撃を食らっていると,砂嵐が致命傷になる。

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 筆者はシミュレーションRPGのプレイ経験は少なく,SRPGといえば多対多をイメージする。しかし,本作の味方ユニットは少数であり,それぞれのユニットの役割を意識して行動することや,ヒット&アウェイが重要で,3機という少ない数だからこそ,ターンごとの行動で一気に戦況が変わるのを顕著に感じられた。

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 試遊の中では,クリティカルのようなランダム要素はなく,ダメージは固定。その代わり,自分のターンの行動はいつでもリセットできるので,動かしながら行動を考えられる。繰り返しプレイしながら,自分の腕前が上がっていくのを実感できるような作品だと感じた。

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戦闘が終われば,機体のアップグレードができる
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 本作を手掛けるMushroomShoes氏に話を聞くと,本作はもともと兵役で軍隊にいた頃に開発を始めたそうだ。軍人専用のネットカフェのような施設があるらしく,兵役開始から7,8か月経過したころに,自由時間を使って制作していた。

 軍では,身体を酷使するが,頭を使うことは少なく,むしろ頭が空っぽになるそうだ。その頭で好きなことを考え続けた結果,子供のころから好きだったというロボット系のゲームの企画がまとまっていったという。

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 ゲーム開発自体を始めたきっかけは,従兄弟にRPGツクールやScratchなどを教えてもらったこと。そのあと,高校時代に入ったゲーム開発サークルで,先輩や仲間が真剣に取り組む姿を見て,ゲーム開発の道に進みたいと決心したそうだ。

 本格的に開発をスタートしたのは1年前くらい。ゲーム専門の3年制の大学で,ほかのこともしながら隙間時間に少しずつ制作を進めてきた。
 今は4年制の大学に編入しているが,卒業制作とは関係なく個人的なプロジェクトとして,2026年上旬のリリースを予定している。

 インスピレーション元となったのは,ロボット対クリーチャーの戦略シミュレーション「Into the Breach」だ。ルールはシンプルで分かりやすく,それでいて戦略の深みがある作品を目指しているという。

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 ミニマルな設計にしたのは,少数精鋭で大軍を倒すゲームを作りたかったからで,「Vampire Survivors」や「ディアブロ」シリーズのように大量の敵を倒す要素を戦略ゲームでどのように表現できるかを考えた結果,味方は3機のみになった。

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 試遊版で体験した3機のほかに,戦闘機に変形し,味方をサポートできるメカや,ガンダムに登場するファンネルのようなドローンを飛ばして,戦場を支配できるメカ,隠密行動や分身で敵を翻弄するトリックスター的なメカの3機が登場。プレイヤーは6機から3機を選び,戦いに挑む。

 ストーリーについては,高度文明が一度滅びたアポカリプス世界。悪党がかつての文明の兵器を復活させようとしているが,6人の主人公たちはそれを阻止するために戦うというものだ。
 ゲーム開始時,主人公は最初にロボットを発見するが,これもかつての文明のロストテクノロジーという設定である。

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 プレイヤーからのフィードバックでは,少し難しいという意見もあるという。自分がプレイして無理なくクリアできる設計にしているものの,開発者という性質上慣れてしまっているのもあるので,様子を見ながら調整していきたいという。
 本作のデモ版は,日本語にも対応し,Steamで公開中だ。ミニマルで奥深い戦闘を体験してみよう。

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