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カウンターストライクの父,Goosemanに会う。「Alpha Response」は“タイムクライシス”に着想を得たスピードが持ち味[gamescom]
Goosemanといえば,FPS好きなら誰でも知っているであろう「Counter-Strike」を,1999年に「Half-Life」のMODゲームとして作り出し,ゲーム業界に多大なる影響を与えることになったクリエイターだ。
近年ではPearl Abyssで「黒い砂漠」の開発に従事していたが,2023年にはすでに「Alpha Response」を開発中だったUltimo Ratio Gamesに参加し,これまで培ってきたノウハウを役立ててきたという。
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そんな「Alpha Response」は,世界中のエリート警察部隊の一員となり,各地で暗躍するテロリスト集団と激しい戦いを繰り広げる,ソロプレイにも対応したCo-op型のシューティングゲームだ。
敵は獰猛な犬から頑丈な装甲車,さらには鋼鉄の女神ヘリコプターまでをも駆使して襲いかかってくるが,プレイヤーは仲間たちと連携し,広大なマップ中を駆け回りながらスピーディに対処していく。
そんなプレイスタイルがFPSファンに好まれ,Steamストアページのレビューでは「非常に好評」を長らく維持している。
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ミン・レー氏によると,本作のプレイフィールは彼が敬愛するガンシューティング「タイムクライシス」から着想を得たとのこと。実際に遊んでみても,「PAYDAY」や氏が手がけた「Tactical Intervention」(2013年)などを想起する人が多いはずだ。
一方,昨今のトレンドを鑑みると,よりタクティカルなゲームプレイを要求する人も多く,正式リリース時には「Ready or Not」のようにじっくりと進めるモードも用意しておきたいと,抱負を語ってくれた。
今後の具体的なロードマップとしては,次期パッチでレイトレーシングをフィーチャーするなど,グラフィックス面のアップグレードや,パフォーマンスのさらなる最適化を目指す。
さらに,ローンチまでにミッション数を40〜50種類までに引き上げるとともに,チームメイトAI機能を搭載することで,自分のペースで遊びたいゲーマーの要求にも応えていきたいと述べていた。
さらに,今後はゲームパッドのサポートも予定されているが,これは本作がいずれ家庭用ゲーム機向けにも移植されるであろうことが,ミン・レー氏の話ぶりから読み取れた。
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現状,Ultimo Ratio Gamesのセルフパブリッシングということで,広報力に問題があるのか,評価の高さに反してプレイヤー数が多くないのが悩みの種だそうだ。そのうえでミン・レー氏は,「日本のゲーマーの皆さんには,きっとタイムクライシス感を味わってもらえます」と語った。
それほど肩肘張らずに,スピード感のある協力プレイを楽しめる「Alpha Response」。ゲームプレイやコンテンツ量はすでにかなりの完成度になっているため,始めるチャンスはもう到来している。
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「Alpha Response」公式サイト
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