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ファンメイドMOD「Fallout: Bakersfield」,最新トレイラーを公開。ネクロポリスの攻防をGZDoomエンジンでFPSに昇華
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「Fallout: Bakersfield」は,1997年にリリースされた斜め見下ろし視点型RPG「Fallout」に登場した,カリフォルニア州ベーカーズフィールドにあるグールたちの都ネクロポリスに分け入っていく主人公Vault Dwellerの様子を描いている。
無料公開されているid Tech 1のソースコードを利用する「GZDoom」を使用して,クラシカルなFPSへと昇華させたシューティングアクションゲームで,1993年にリリースされたFPS「Doom」のトータルコンバージョンと呼ばれる形式のMODゲームとなっている。
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ゲームの詳細は明らかにされていないものの,プラズマピストルをメインウェポンとし,投げナイフや火炎放射器,さらにはエネルギーをチャージしてパンチを繰り出すガントレットなどの武器が,今回のトレイラーで確認できる。オリジナル版にも登場したスーパーミュータント「ハリー」が登場するシーンもあり,ストーリー性があることも分かる。
開発を手がけるべレジン氏は,「Fallout: Sonora」や「Fallout 3D」といったMOD制作でゲーマーコミュニティで知られた人物だ。「Fallout: Bakersfield」は,2022年にアートワークが公開されていたが,ゲームプレイ映像が披露されるのは初めてのことになる。
トレイラーの最後には,開発進行状況について触れられており,全体としては60%ほど完成しているとのこと。リリースは2020年代(2027年?)とあやふやにしている。
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べレジン氏は,ゲーム開発についての情報をサブスクライバーのみが閲覧できる月額パトロンサイト「Booty」(リンク)で発信しており,「ゲームの開発を続けるのに募金に頼ってはいない」という立場を取っている。権利的な問題から無料でリリースされることになるはずだが,べレジン氏を応援したいというゲーマーは,チェックしておくといいだろう。
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